慰謝料というのは、被害を受けた方が負った精神的苦痛に対して支払われるお金のことです。交通事故でも慰謝料の支払いは行なわれています。ただ、慰謝料と関係のあることとして、事故の種別には注意しなければいけません。交通事故は人身事故と物損事故に大別されます。人身事故というのは、死亡したり負傷したりした方のいる事故のことをさします。一方の物損事故は、事故で発生した被害が車両や物品の破損のみの事故のことをさします。

物損事故事故の種別と慰謝料に何の関係があるのか、不思議に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は大きく関係していて、物損事故では基本的に慰謝料の請求は認められません。ただし、飼っていた動物、所有していた芸術品、墓石、家屋に被害が及び、慰謝料が認められた裁判例はあります。しかし、その金額は数万円や十万円単位といった具合に、決して高額なものではありません。また、被害を受けたのが車両の場合には、慰謝料の請求は困難です。

このように、物損事故による慰謝料というのは、基本的に期待することができません。車両の破損に関係する損害賠償などを受けることはでき、当サイトでも解説していますが、物損事故として処理されることは被害者にとって好条件とはいえないものです。とくに軽度のケガであっても負った方は、物損事故のまま処理されるのは損でしかありません。なぜ交通事故被害によるケガ人が物損事故で処理されるのが問題なのか、人身事故に変更はできないのかといったことは別のページにまとめていますので、気になるという方はチェックしてみてください。

交通事故の慰謝料とは